コラム
【活用事例】化粧品にも食物アレルゲン検査 経皮感作リスクを踏まえた品質保証
2026年7月24日
「食物アレルゲン検査」と聞くと、食品メーカー向けの検査というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
しかし近年では、化粧品の品質保証を目的として、食物アレルゲン検査をご依頼いただくケースが増えています。
その背景の一つにあるのが、「経皮感作」という考え方です。
食物アレルギーは食品だけの問題ではない
食物アレルギーは、食べ物を摂取したときだけに起こるものではありません。
皮膚から食物由来のタンパク質に繰り返し触れることで感作され、
その後、食品を摂取した際にアレルギー症状を引き起こす「経皮感作」が報告されています。
こうした知見を受け、化粧品メーカーでは、食物由来原料の使用有無や混入リスクについて、これまで以上に慎重な品質管理が求められるようになっています。
弊社には、「化粧品について食物アレルゲンを含まないことを科学的なデータで確認したい」という目的で、多くのご相談をいただいています。
単一品目の検査だけでなく、26項目一斉検査をご利用いただくケースも多く、品質保証体制を裏付けるデータとして活用されています。
化粧品でも検査はできるのか?
食物アレルゲン検査は、本来、食品を対象として開発された分析法です。
そのため、油分や界面活性剤など、食品とは異なる成分を含む化粧品では、検査結果への影響が懸念されます。
そこで弊社では、市販の化粧品を用いた検証を実施いたしました。
この結果から、消費者庁通知法による食物アレルゲン検査法が、化粧品試料にも概ね適用可能であることを確認しています。
この検証結果は、下記よりダウンロードいただけます。
化粧品への適用性をご検討いただく際の参考資料としてご活用ください。
まとめ
化粧品業界では、原材料管理や製造管理に加え、品質保証を客観的なデータで示すことが重要であることは言わずもがなです。
弊社では、食品分野で培った食物アレルゲン分析技術を活かし、化粧品の品質保証にも対応しています。
化粧品への適用性に関する技術資料もご用意しておりますので、品質管理・品質保証の一助としてぜひご活用ください。