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お肉鑑定団®

畜肉種の判別を行うDNA検査用PCRキットです。
大学等での実験用教材としても活用されています。

製品の特徴

本キットは、検体の肉種判別や他肉種混入の有無を判別するための検査試薬です。(定性検査)
判別可能肉種:牛・豚・鶏・馬・羊

あらゆるお肉の肉種判別が可能に!

加工食品内の肉種判別検査として、原料肉はもちろんのこと、ミンチ肉や加工肉製品など幅広く対応し、品質の管理・確認・徹底に利用することができます。

ワンステップDNA抽出法を採用! 簡便操作で肉種を判別

弊社独自開発によるワンステップ抽出法により、食品試料からのDNA抽出が簡便になりました。また、マルチプレックスPCRに対応しており、各肉種のポジティブコントロールと比較をすることで、肉種を判別します。

全工程4時間の短時間で検査可能

フェノールなどの危険な溶媒や高価な遠心分離機を使わない簡易抽出法を採用し、実験時間を大幅に短縮することに成功しました。

最小限の設備投資
  1. 安全な試薬で検査可能
  2. 便利でミス軽減Premix試薬
  3. 設備投資費用が安い
大学等でのDNA実験教材としても導入多数

一般企業の品質管理の目的だけでなく、DNA実験教材として、大学等の授業にも導入されています。ミンチ肉や食肉製品(ハンバーグ、コロッケなど)の身近な食材を使って実験ができることから、ヒト遺伝子や組換え遺伝子を材料とした実験よりも、心理面やプライバシーの点で取り扱いがしやすいと好評です。

構成内容

使用期限:納品から1年
保存条件:DNA抽出液は冷蔵(2~8℃)、それ以外は冷凍(-20℃)

DNA抽出液/Extraction Buffer A

20ml/1本

DNA抽出液/Extraction Buffer B

18ml/1本

PCR反応液/PCR Solution A

296μl/1本

PCR反応液/PCR Solution B

4μl/1本

ポジティブコントロールDNA溶液/Positive Control Solution

20μl/1本

肉種判別用ラダーマーカー/Ladder marker

100μl/1本

価格

容量カタログ番号
お肉鑑定団®60,00020反応分(Taq有)02-0010
  • 2キット以上同時発注の場合、送料無料。1キットでのご発注は、別途、送料が2,000円(税別)かかります。
  • 本キットご使用の際には、別途機器が必要です。
  • 料金はすべて税別価格です。上記料金に別途消費税が加算されます。
  • ※保存温度は、DNA抽出液が室温、PCR反応液、ポジティブコントロールDNA溶液、肉種判別用ラダーマーカーは、-20℃となります。
  • ここに記載されている価格は、2012年04月現在の希望小売価格です。
  • 予告なく価格、仕様、構成などが、変更される場合がありますので、予めご了承ください。

その他必要な機器・試薬

  • ミルサーなどの粉砕機器
  • ブロックインキュベータ/ウォーターバス
  • PCR装置
  • 電気泳動装置
  • UVトランスイルミネーター
  • ゲル撮影用機器
  • オートクレーブ
  • 必要な機器・試薬につきましては、別途お問い合わせください。

検査の流れ

STEP 1

畜肉や加工食品等の試料をミルサーにかけ、均一化処理を行います。(約10分)

STEP 2

均一化した試料から、DNAを抽出します。(約60分)

STEP 3

抽出したDNAをPCR法により増幅させます(約120分)

STEP 4

増幅したDNAをアガロースゲルにアプライし、電気泳動を行います(約50分)

STEP 5

電気泳動の結果(画像)を解析し、判定を行います。

よくある質問

定量検査はできますか?

お肉鑑定団は、定性検査用のキットです。定量的な判断には用いることができません。

畜肉以外、例えば、異物として混入した骨片の検査などに利用することは可能でしょうか?

お肉鑑定団では、畜肉およびその加工品を検査対象としており、それらに合わせたDNA抽出法を採用しています。骨片を試料とする場合、付属のDNA抽出試薬では、検査に必要なDNA量が確保できないことが考えられます。

試薬の保管を行う冷凍庫・冷蔵庫は、どのようなものが必要ですか?

一般的な家庭用の冷凍庫・冷蔵庫で問題ありません。

  • 外部サイト「イプロスものづくり」にリンクします。